ごみ処理広域化に関する神奈川県との円卓会議(7/26)報告


「民間活力活用プロジェクト」はエコループプロジェクト?!

 神奈川ネットワーク運動の「ごみ処理広域化終了PJ」の呼びかけで、神奈川県環境農政部廃棄物対策課の広域化調整担当者や、県内各地域の市民による円卓会議を開催しました。(参加者16人)

 今回の主なテーマは以下のとおり。
 1.県ごみ処理広域化進捗状況に関しての県の評価
 2.エコループと県ごみ処理広域化との整合性
 3.各ブロックからの固有の課題の確認と質疑

 県では、現在「民間活力活用勉強会」を、広域化対象の希望自治体の参加により開催していることが明らかとなりました。そして、「民間とは何か?」との問いに、「エコループです」との明確な答え。今年度中に取りまとめをし、2007年には進める、との方向です。

 各ブロックの広域化計画に関しては、県は、「あまりにも過大とか、計算違いを指摘するだけで、調整のみ」との答えでした。参加者からは、市民不在の計画づくりに多くの疑問の声があがり、「県が計画作りに入る以上、責任をもってきちんと調整してほしい。」また、「民間活力という言葉がエコループプロジェクトを指すことがはっきりしたが、いっそ、エコループ活用検討会と名乗るべきではないか。市民自治体は自分たちの生活する基礎単位であり、広域化計画は市民の参加の意欲も考えるべきで、規模の効率だけでは考えられない」という提起がありました。

 あらためて、ごみ処理問題は、基礎自治体にこそ権限と予算を分権し取り組むべき課題であることを、確認する場となりました。