住民基本台帳大量閲覧防止の条例制定に向けて〜議員提案可決、請願の審議結果の速報


●伊勢原市で、条例可決へ!
                           伊勢原市議会議員 浜田順子
 9月議会最終日の23日、議員提案で「大量閲覧を制限する条例」が、全員賛成(ただし社民1名が退席)で可決しました。相良啓子市議と一緒に、情報公開クリアリングハウスの三木由希子室長による学習会を議員向けと市民向けの2回開催、市の閲覧状況の調査、条例案の検討、各会派への働きかけ、行政担当者との調整、市民の方たちとともに市長への要望書の署名活動等を行ってきました。
 伊勢原市では、議員提案は国への意見書提出以外にはほとんどなく、条例提案は初めてです。この可決は、大きな成果です。

●横浜市で、条例制定を求める請願に、全会派が賛成
     住民基本台帳駆け込み大量閲覧ストップの会 代表 竹中麻美
 本日(26日)私たちの「住民基本台帳の駆け込み大量閲覧の防止のための条例制定を求める請願」が常任委員会で採択されました。神奈川ネットワーク運動の若林智子市議を始め、自民党、公明党、民主党など、全会派から紹介議員を得ることができました。相次ぐ振り込め詐欺の事件も続き、市民の安全や個人情報を守るという市民共通の課題はまったなしです。
 常任委員会の傍聴で、市民局長は、条例制定にはパブリックコメントが必要なため、条例を制定しても施行は来年の5月になるとの見解でした。しかし、請願に署名した2754筆の市民の声や、市民の意見を代弁している全会派の議員の賛同を得たことは、パブリックコメントに等しいことです。鎌倉市では議員提案で、6月に可決、8月から施行されています。横浜市でも、早急に議員提案による条例制定にとりかかることを期待し、今後も議会の対応を注目していきます。