米軍再編計画の中間報告撤回を—松沢県知事へ、要望書を提出


 神奈川ネットワーク運動は12月8日、松沢成文知事へ「米軍再編の中間報告に対し強く抗議を求める要望書」を提出し、あらためて政府に強く抗議し、計画の撤回を求めるよう要望した。
 当日は、県内の横須賀・相模原・座間・大和など、基地を抱える自治体かのメンバーが知事と面談し、意見交換した。

【要望書(抜粋)】———————————————–
 私たちは、地元への充分な事前説明もなく発表された在日米軍再編の中間報告の内容に驚き、地元の声を無視した国の進め方に憤りを感じています。
 基地周辺の住民は、航空機の爆音や事故への不安、基地によって地域を分断されることの不便さを日々感じながら暮らしています。そして、基地のない平和な地域の実現を願っています。各自治体は、これまでも粘り強く地元の負担軽減と、基地の早期返還を国に求めてきました。
 中間報告の内容は、基地の強化、恒久化につながるもので、計画が進められてしまうと、神奈川県民の負担はあまりにも大きいものとなり、とうてい納得でません。短期間での形式的な説明のみで、地域の未来を決定づける重要な内容を決められてしまうのではないかと、大きな危機感を抱いています。
 改めて多くの県民の声を代弁し、強く抗議し、計画の撤回を求めることを強く要望致します。