県の功労金制度、ついに廃止へ



全国唯一存続されていた県議の功労金が統一地方選後に廃止されるとの報道がありました。

神奈川県議会議員を連続して2期8年を終えた議員に「功労金100万円」が支給される制度のあることが判ったのは、2003年4月の改選期に、NETの2期8年を終えた蟹沢道子県議が、その対象者となったことからです。

この功労金の制度については、神奈川ネットの調査・政策室や当該の市民自治をめざす神奈川の会のメンバーによる調査の結果、全国でも、このような旧態依然とした制度が残っているのは、神奈川県のみという事実を明らかにし、記者会見もおこない、広く市民にアピールしました。そして調査活動と連動した、その後の県議会でのNET議員の発言が、今回の結果につながったと自負します。

政治とお金について、神奈川ネットは、個人寄付をひろげる活動を実践し、議員年金廃止に向けてのアクションなど実践してきました。議員に支給される政務調査費、費用弁償などについても、市民政治をひろげる立場から自主管理基準等をつくり、その活用に努力してきました。
これからも、「政治とお金」の問題に取り組み、制度改革をめざします。

      神奈川ネットワーク運動共同代表 佐藤洋子(前県議会議員)