ハンギョレ新聞の取材を受ける


自治は市民社会がささえている

韓国のハンギョレ新聞東京特派員 Jeong Namku(ジョンナムク)氏から神奈川ネットに取材依頼がありました。
ハンギョレ新聞は、1987年の民主化宣言とともに発行されたそうで、何と6万人以上の市民が株主になり、韓国では4番手の日刊紙です。
今回の取材は、「地域政党」についてで、韓国には法制度上、国政政党しかないので、読者に神奈川ネットワーク運動を知ってもらうためのものということでした。ジョンナムク氏からは地域住民にどうやって信頼されるのか、長所と短所、中央政府との関係、資金面等の質問がありました。
韓国では6月2日に地方選挙があり、学校給食の無償化が争点になっていると聞きました。地域の事は地域で決めたい!当たり前のことですが、「自治」というのは市民社会が支えているのだということを実感します。
昨年7月には済州島大学の研究者から取材を受けましたが、「特別自治地域」の済州島ならローカルパーティの可能性があるのではないかとの意見交換をしました。
制度の違いで、市民運動が活発な韓国なのに政党が政治を支配し政治団体は存在していないというのは残念です。改めて韓国の地方選挙・市民政治に関心を持ち注目していきたいと思います。

               山本裕子(神奈川ネット共同代表/神奈川県議会議員)