12月13日夜、沖縄県名護市の海岸に、米軍普天間飛行場所属のMV-22 オスプレイが墜落しました。この事故は、2012年9月の配備以来、国内初の重大事故となりました。犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いですが、同じ基地を持つ神奈川県民として看過することはできません。
県HPのオスプレイ飛来情報によると、2014年7月15日の厚木飛行場への初飛来以後、今年の9月までに神奈川県内の厚木飛行場、横須賀海軍施設に幾度となく飛来し、100回を超える離着陸が行われています。市街地上空を飛ぶオスプレイを見た、独特な音でわかる、という目撃談も聞かれます。今回の沖縄での事故が神奈川の市街地で起こったら大惨事は免れません。
事故調査の詳細が明らかにされないなかでの、19日の飛行再開は到底認められるものではありません。米軍はもとより、それを認めた政府に対しても強く抗議します。今後予定されているオスプレイの自衛隊機としての導入についても見直しを求めます。
神奈川ネット・市民による人間の安全保障研究会 座長 岩本香苗(ネット・相模原)