10月6日、川崎市民石けんプラント、せっけんの街、生活クラブのメンバーと共に、PRTR法における「第一種指定化学物質候補物質」への石けん成分の指定をしないよう求める要望書を、大河原まさこ事務所を通じ経済産業省・環境省・厚生労働省へ提出しました。
神奈川ネットも、この要望書提出にあたり賛同団体を募り、短期間であったにもかかわらず165団体の賛同を得ることができました。多くの市民の想いの強さを感じます。3月のパブコメで中止を求める多くの声があったにもかかわらず、審議会で石けん成分がPRTR法の指定物質候補から外れませんでした。今回、要望書提出後に、審議の経緯について3省との意見交換を行いました。生態毒性試験においてミジンコに影響が出たため指定に至った、PRTR法は化学物質の情報を共有し環境リスクを考えていくもので販売を禁止するものではない、と繰り返し回答しています。
長い歴史の中で環境を害することなく人々の生活の中に定着し共存してきた石けんが、合成洗剤と同じ指定物質になることは、とても受け入れられません。その理由が、自然界で起こる状態と違う実験室での結果を元にされていることからも、納得することはできません。
環境に配慮する生活を送り、石けん使用を推進してきた人々の活動を否定するような今回の決定に対し、NO!と声を上げ続けます。