政務活動費は、2007年から市民公開
7月25日に万国橋会議センターで神奈川ネット議員の政務活動費の市民公開を実施しました。政務活動費は議員の調査研究やその他の活動のために支給される費用です。金額や交付対象(会派か議員個人か)、使途などについては、各自治体の条例で規定されています。国では、政党から国会議員に支給される政策活動費が、使途を報告する義務がなく「裏金」になっているために、政治不信が増大しています。地方議員の政務活動費については、今では多くの自治体で収支報告書をインターネットで公開していますが、神奈川ネットでは2007年から収支報告書だけではなく、領収書や調査研究の成果物を市民公開してきました。自治体によっては、市民に向けた学習会には使えないところもありますが、神奈川ネットでは、すべてを公開することで適正な支出であったか判断を市民に委ねます。市民とともに政策をつくることが大切だと考えるからです。
金額については、県が月額53万円、横浜市が55万円、川崎市が45万円、藤沢市が8万円、鎌倉市が5万円、大和市が35,000円、座間市が16,500円と非常に大きな格差があります。議員報酬は、県が月額97万円、座間市が419,000円で、せいぜい2倍強の差です。自治体の財政規模によるのだと思いますが、ひとりの議員が調査研究に費やす時間や労力にそんなに差があるとは思えません。
磯子市民ネット 秋山
政務活動費の使途を確認
神奈川ネットでは毎年7月に政務活動費の収支報告書の市民公開を実施しています。
収支報告や領収書、調査研究報告などがまとめられている報告書を実際に手に取り、自治体ごとに異なる金額や支給のされ方、報告の方法などを比較しながら確認しました。
政務活動費を有効に活用し、政策形成活動を市民と拡げていくために、使用方法、目的、使用が適正かどうかをともに検証する必要があるとあらためて感じました。 ネット藤沢 高橋理子