「市民と議員の条例づくり交流会議2005」でNETの取り組みを報告


〜市民自治体への第一歩〜

 7月16〜17日、日本研修センタで開催された「市民と議員の条例づくり交流会議2005」。今年で5回目となる交流会議には、回を追うごとに、全国から一人市民派議員として頑張っている方の参加も増え、交流を通じて、NETの実践している市民と政策、運動をつくることの大切さを再確認しました。

 1日目、全体会では法政大学の江橋崇先生から、市民の政治や、生活の道具としての条例づくりの例として、議員提案でパブリックコメントを求めた岩手県の「動物の愛護・管理条例」や、現在、首長だけがもっている予算提案権の壁をうまくクリアした大和市の「次世代に戦争の記憶をつなげる条例」などが、問題提起とともに紹介されました。

 その中で、「住民基本台帳の駆け込み大量閲覧防止条例」制定に向けたNETの取組みについて、ネット・鎌倉の森川千鶴市議より、県内トップの議員提案による鎌倉の条例制定とともに、直接請求で進めているネット・二宮と厚木ネットの運動を報告しました。市民の安心・安全を守るため、条例の実現に向けて、市民とともに運動を進めていきます。

 その他、分科会では、ローカル・マニフェスト、分権時代における予算編成や税金の使い方、自治体議会のあり方等のテーマで、事例報告や問題提起、ディスカッションが行われ、2日目の全体会では、早稲田大学の坪郷實先生による基調講演と、市民運動全国センターの須田春海さんより「市民自治体」に向けた展望が示されました。