2/11〜13「アジア太平洋みどりの京都会議2005」参加報告


NETの政策を自信をもってすすめよう

 地球温暖化防止のための京都議定書が16日に発効するのに合わせ、アジア・太平洋地域で活動する環境派の政治団体やNGOの代表が集まりました。NETからは13人が参加しました。

 初日は国際シンポジウム「自然エネルギー2005、ボンから京都、そして中国へ」と「アジア太平洋グリーンズネットワーク」設立総会の規約案検討。2日目はテーマ別のセッション&ワークショップとデモンストレーション。3日目の総会では決議文の決定とグローバルグリーンズに送る代表者の決定などがありました。

 9.11以降、地球レベルではっきりと見えてきた2つの相反する大きな動きがあります。ひとつはブッシュ政権に端的に象徴される、強者が弱者支配を推し進めて自分たちの価値観を一方的に力で押し付けようとする流れ。もうひとつは、これに抵抗して、これまでの利益追求至上主義を改め、人間の尊厳を根底として、環境や平和、社会のあり方を考える流れです。

 今回の集いでは、アジア・太平洋での後者の存在がアピールされたと思います。参加グループの経歴や活動はまちまちですが、NETが「持続可能」という言葉を使っていなかった20年前から、既に理念だけでなく、地道に実践してきた政策を、自信を持ってすすめていくべきだと改めて感じました。

             山口葉子(厚木市民自治をめざす会/厚木市議)