出会い、繋がり共にアクション


 神奈川ネットは、共に生きる社会をめざし、政治への市民参加を進めてきました。しかし、ここ数年の間に、特定秘密保護法、安全保障関連法、共謀罪法等が成立し、昨年の森友・加計問題では政府に不都合な情報を隠蔽するなど、忖度政治が今なお続いています。

 少子高齢社会が進む中、今年は診療報酬と介護保険改定が同時に行われます。医療と介護の連携が言われていますが、相変わらず予算の奪いあいが続いており、介護の社会化はますます後退しています。
 昨年の解散総選挙に際し、安倍政権の選挙公約として、唐突に幼児教育・保育の無償化が打ち出されました。しかし、深刻化する虐待や貧困、孤立化など、多くの問題は置き去りにされたままです。

 緊張が続く北朝鮮問題では、不安をあおるばかりで外交は機能不全に陥っています。国内の基地周辺では、恐怖と隣合わせの日常に不安を禁じえません。
 神奈川県は沖縄に次ぐ第2の基地県です。神奈川ネットは「神奈川の基地を知るピースリングツアー」の開催を通して、多くの市民と平和への想いを共有してきました。今後もツアーを重ね、市民社会の力を高めることに希望を持って取り組みます。

 昨年から、国が原発再稼働への動きを加速させる中、その動きを牽制し、原発のない社会をめざして、エネルギーシフトアクションも進めてきました。アンケートを通じ、自然エネルギーを使用することで「原発はいらない」と表明する多くの市民に出会うことができました。

 誰もが希望を持って生きられる社会をつくるための政治が求められています。社会を変えたい、将来に負担を残さないと考える人たちと出会い、繋がり、その声に耳を傾けて、共にアクションを進めることで、社会を変える力としていきます。

【神奈川ネット情報紙No.388視点より】
 代表 佐々木ゆみこ(ネット宮前/県議)