自衛隊のイラクからの早期撤退を求めます


                             神奈川ネットワーク運動
                                  代表 村田邦子

 世界が注目したアメリカ大統領選挙は、ケリー氏との接戦の末、共和党のブッシュ大統領の再選という結果で終わりました。アメリカの単独支配主義がどこまで続くのか、あるいは、国際社会との協調関係が可能なのかは定かではありませんが、小泉政権の、アメリカ・ブッシュ大統領に追従する外交政策は、今後も続いていくと捉えます。

 イラクでは、全土が戦闘状況にあることに変わりはなく、イラクの市民、日本人の青年をはじめ、多くの民間人の尊い命が奪われ、大変心が痛みます。
 テロの行為は決して許されることではありません。
大量破壊兵器の存在が虚偽であることが明らかとなり、フィリピンは人命を最優先にイラクから撤退しました。これ以上、尊い人命の犠牲を生まないためにも、小泉政権は、即刻、イラクから自衛隊を撤退させるべきです。

 神奈川ネットワーク運動は、自衛隊のイラク派遣が始まって以来、自衛隊の早期撤退を求め、各地で大勢の市民とともにピースキャンドルを展開し平和を訴えてきました。小泉政権は、12月にも第四次イラク復興支援軍の編成を予定していますが、戦闘地域と化しているサマワでの支援活動は、到底、不可能としか考えられません。

 神奈川ネットワーク運動は、東アジアの平和の構築を市民と市民、地域と地域が交流、連携することを進めていくとともに、日本政府に対し、改めて自衛隊のイラクからの早期撤退を強く求めます。