議員による条例提案の実践から


NET 条例研究会の今後のテーマ

 分権の時代、自治体議会には、立法機関としての重要な役割が期待されていると言われながら、まだまだ議員提案は数少なく、議員の質問・要望が続く光景が当たり前になっています。
 21世紀は市民による「新しい公共」が広がる時代です。それに比べて自治体議会は、いまだに旧自治省発の「標準会議規則」に従い、自らの活動を制限し、形式的な議会運営に終始しています。
 いまだ消えない議員削減の声に対して私たちは、行政の補助機関のような議会から、市民の意志を代表して自治をすすめる議会となるべく改革をすすめます。市民に使いやすい議会になるよう、「自治体議会基本条例」の制定をめざします。
 そしてなにより、今回寒川ネット・各務さんが寒川町議会において条例提案することによって、議員同士の質疑・討議が展開され、議会運営の課題も浮き彫りになったように、今後も「政策実現とは実践にあり」の政治方針のもと、市民とともに条例提案にチャレンジしていきます。さあ、一人会派だから条例提案は難しいなどとは言っていられません。