大きく動いた政治の流れを改革につなげよう


 7月29日に投開票が行われた参議院選挙は、自民党の歴史的敗北という結果に終わり、安倍首相自身が『政権選択の選挙である』とした今回の選挙で、国民は明確に政権にNO!を突きつけました。私たちの日々の暮らしを守り豊かにしていくことが置き去りにされていることが明らかになってきた結果の、国民の当然の選択でした。
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 「美しい国づくり」と言いながら広がる格差、社会保障や介護保険などの暮らしに直結する制度の不備、現場を無視して強行される「教育改革」さらには、社保庁による年金管理のあまりのずさんさが明るみに出て、政権への信頼は一気に崩れました。加えて、「政治と金」をめぐる閣僚の不透明な行為や、数々の不適切発言は、選挙直後の内閣不支持率60%超という事態をもたらしたのです。 しかし、驚いたことに安倍首相は続投を宣言し、国民の声を無視して政権に居座り続けています。
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 私たちローカルパーティ神奈川NETは、今回、各地域ネットが、地域の市民との議論の中で政策実現を託す候補者を絞り込み、応援行動につなげてきました。また、東京選挙区で立候補した前東京生活者ネット代表委員の大河原雅子さんを『現場を知る市民政治家』と期待して勝手連で応援しましたが、当選を果たせたことはうれしいニュースです。

 大きな民意の流れによって政治が動きました。選挙後の国会では、早速、選挙結果に押されるように、政治資金規正法の再改正の動きが出ています。また、10月に期限が切れるテロ対策特別措置法の延長問題も与野党の議論の俎上に乗ってきました。
 
 私たちローカルパーティは、一票を投じた市民と共に、暮らしの現場を踏まえた政策提案を、急ぎすすめていきます。

NET共同代表 檜山智子(小田原市議)
【情報紙NET №262 視点】