新しい年を迎えました。
昨年末の衆院選では、3年ぶりに自民党が政権を取り戻しました。私たちは、この選挙結果を受け止めるとともに、あらためて政治と生活をつなぐローカルパーティの役割と進むべき道を見据え新たな一歩を踏み出します。
復興元年と言われた2012年、復興庁も発足しましたが、未だ避難者は32万人を超え、福島県では16万人が避難生活を余儀なくされています。福島再生への道も描けないまま、原発依存に傾斜していくことのないよう、被災地の真の復興に向けて、産業・経済の構造の転換を進めていかなければなりません。
安倍内閣は強い経済の再建を掲げています。しかし、雇用の安定や消費の拡大がなければ、経済の再生に繋がる好循環を生み出すことはできません。リーマンショック後は、生活保護受給者の増加傾向に歯止めがかかりません。高齢者の増加や、働ける世代が仕事につけないという深刻な状況も浮き彫りになっており、所得を代替するだけの社会保障にとどまらない、新たな雇用を生み出す生活保障の再構築が求められます。
私たちは、まず自らがコントロールできる経済、働き場を地域に広げる活動、セーフティネットを生み出すことを通じて、地域から政治を変えていくことに努力します。また、身近な地方議会こそが、生活により近い制度や予算を議論し決定する場であることを再確認し政治参加を進めていきます。
4月には、鎌倉市議会議員選挙に、ネット・鎌倉がチャレンジします。また、今夏には、参議院選挙を迎えます。いよいよ、インターネット選挙の解禁の可能性も見えてきました。若い世代の参加も得て、政治・社会構造を大きく転換していかなければなりません。人口減・縮小社会に向かう中、新たな社会像を捉えた政策的な争点を明らかにし、小異を超えて未来を見据えた連携を作り出すことに努力します。