大阪市長であり日本維新の会共同代表の橋下徹氏の 従軍慰安婦と風俗利用をめぐる発言に対し、国内外から多くの批判が寄せられ、外交問題にも発展する可能性さえ指摘されています。一連の発言は、歴史認識と人権感覚の著しい欠如の表れであり、到底許されるものではありません。
戦時中の慰安婦はもとより、米軍の性犯罪抑止のため風俗活用を進言したことについては、一部の女性を性的道具とみなすことであり、これはすべての女性の尊厳を損なう考え方です。性犯罪を多発させる米軍の存在と、それを許す日米地位協定こそ問題にすべきです。人権を蹂躙される女性を必要とする軍隊と戦争をなくしていかねばなりません。
従軍慰安婦問題や米軍の性犯罪の原因に考え及ばず、安易に現状を肯定し、女性の人権を無視して尊厳を侵す橋下氏の発言に対 し、女性の地位向上、および政治参加を進めてきた神奈川ネットワーク運動として抗議し、撤回と謝罪を求めます。
各地で次々と抗議の声が挙がっています。これを機に、右傾化が著しい日本の政治にストップをかけましょう。