11月23日に開催された「「東日本大震災・復興まつり2024 inみなとみらい」では、被災地のグッズ販売やエコバッグ作りに加え「横浜の基地を知るアンケート調査」も行いました。臨港パークに集まった皆さんにご協力いただき、メンバーが集めた回答は191件にもなりました。
神奈川県には基地が多いと思っていらっしゃる方は意外と多いのに、会場の臨港パークから望む風車のすぐ近くに*1音響測定艦も停泊するアメリカ陸軍と陸上自衛隊が共同使用する軍事基地「横浜ノースドック」が存在することはあまり知られていないことがアンケートからわかりました。しかも横浜港の一等地に横浜スタジアムの20倍の広さ!
ノースドックでは新たに配備された小型揚陸艇部隊の運用も始まっています。基地機能が拡大されると、今年9月20日から全面施行となった*2「重要土地規制法」による周辺住民への監視も行われる恐れがあります。基地の存在が住民の基本的人権を侵害しかねないことも基地をめぐる「ピースリングツアー」でも訴えていきたいと思います。
神奈川ネットワーク運動は、これからも平和を地域から発信していきます。
*1音響測定艦:超長距離で潜水艦を探知できるSURTASS曳航ソナーを備え、仮想敵国潜水艦の音響情報収集を任務としている現代の軍艦の一種。
*2「重要土地規制法」:米軍基地や自衛隊基地などの周辺地域の土地や建物を利用する住民を監視・情報収集などすることができる法律で、自治体職員が住民監視の役割を担わされる。