政治への信頼を取り戻す〜真の政治改革を進めよう   


                NET共同代表/若林智子(ネット・青葉/横浜市議)
 民主党小沢代表の資金管理団体が、西松建設から「迂回献金と知りながら献金を受け取っていたとされる問題が連日報道されていますが、多くの関心は、この献金が違法か合法か、あるいは、この事件が、次期衆議院選挙にどういう影響を与えるのかといった問題に集中しています。
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 繰り返される政治とお金をめぐる問題に対しては、市民の厳しい目が向けられており、07年の参議院選挙では、次々に発覚した閣僚たちの事務所費問題が自民党の惨敗の一因となりました。その後、与野党が競うように、1円以上から領収書を公開などの改革姿勢をアピールし政治資金規正法の改正も行なわれました。しかし、政治資金の「入り」の問題である企業団体献金の全面禁止に踏み切らない限り迂回・偽装献金もなくなりません。
 小沢代表は、「不公正な国家権力の行使」と検察捜査を批判し、真っ向対決の姿勢を崩していませんが、自らが容認してきたグレーゾーンに足をとられた小沢氏への共感は得られないでしょう。「法を犯してはいない」というところから一歩進めて、「なくそう企業団体献金」と宣言していただきたい、そうでなければ、政権が交代しても政治構造は変わりません。
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 あらためて、私たちは利権政治の温床となってきた「企業団体献金」の廃止とともに、カンパとボランティアの政治・選挙を進め、市民一人ひとりの意志に基づいた政治の実現に向けて個人寄付を広げる制度改革に取り組みます。