「市民の生活課題解決のための県議会たるべき」


代表 村田邦子
 松沢成文県知事就任後の神奈川県議会では、県政史上まれに見る混乱が相次ぎました。
 松沢知事の住所問題、第3セクターであるKSP代表人事を始めとする民間人登用の問題など、代表質問や一般質問の場では、政策論議より政治の駆け引きに明け暮れているという異常な議会運営が続きました。
 先の統一地方選において市民からの選択により新知事となったのですから、知事は人事においても市民に対して公開度を高めるとともに説明責任を果たすことが当然のことと考えます。
 また合わせて県知事は、災害時における陣頭指揮者として神奈川の860万人の命を守るという最大使命があります。居住地については、緊急時に対応可能な体制づくりの中で、検討されるべき課題ととらえます。

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 今、国政治が機能不全に陥り、市民が抱えている社会不安に対して対案を示すことができないばかりか、残念なことに政権交代の期待さえ持てない状況です。だからこそ、この神奈川において、首長、行政を牽制すべき議会が政争に終始しているわけにはいきません。

 市民の税金で運営される議会です。
 今後の議会運営にあたっては、民主主義にもとづいて、市民の生活課題を議論し解決する「市民の議会」として運営されるよう、県議会の正常化を求めます。議会の中心は政策議論です。
 神奈川ネットワーク運動は今後も、各自治体議会、県議会において、議員提案・議員立法に取り組み、議会側の権力を機能させるための議会改革をすすめます。

以上