5/15〜20 NET海外研修「韓国市民社会に学ぶ」実施レポート


市民同士の交流から、日韓の平和と相互理解をつくりだそう!

神奈川ネットワーク運動(NET)では、5月15日から20日まで6日間の日程で、韓国研修を実施しました。
以下、参加者レポート。

【研修プログラム】
16日(月):▼地方議員と懇談会▼NET招待討論会「日本の緑地域政治の経験と展望」▼韓国YWCAと懇談会
17日(火):▼ウリ党、ハンナラ党、民主労働党等と意見交換会▼「地域政治と国会とのパートナーシップ」▼NGO訪問:参与連帯、環境運動連合、緑色連合等
18日(水):▼NGO訪問:美しい店、美しい財団▼緑の政治と地域運動に関するシンポジウム
19日(木):▼フィールドワーク:歴史博物館とソウル市の都市計画を視察▼女性民友会と懇談会
20日(金):▼NGO訪問:マポドゥレ生協と地域運動

●刺激的だった女性国会議員との交流
 5月17日、ウリ党、ハンナラ党、民主労働党の議員と民主労働党首の6人女性たちと懇談しました。長らく軍事政権下にあった韓国では地方自治はまだ始まったばかり。地域で長い間様々な活動をしたあと、国政治に取り組んだ彼女たち。30年間貧民運動を続けてきたウリ党の女性は「一番大切なのは、地域での運動。政治を変えるのは女性の力が大切」。こういう女性たちが、国会に出たことで議会が透明になり、派閥の力が弱くなり、地域からの声が反映されやすくなったそうす。背景に、比例区で女性を50%ノミネートしなければいけないという制度に加え、議席数に応じて政党助成金が公費からあり、そのうち10%は女性の政治を育てることに使うという法律があることに驚きました。運動のダイナミックさと、地域で連携して制度を変えていくパワーから、大いに学ばねばと実感しました。(檜山智子/小田原市議)

●重い歴史をみる
 韓国に到着した15日、「西大門刑務所歴史館」を訪問。ここは日本の侵略に立ち向かい、独立のために戦った韓国の人たちが収容され、弾圧を受けていた刑務所です。当時の獄舎や死刑場が当時のまま残され、子どもたちの平和教育の場ともなっています。数々のショッキングな写真や、当時のままの獄舎は、実際このようなことが行われていたという過去の残酷な事実を、60年後の今にも伝えています。弾圧をしていた人も家庭に戻れば子どもをかわいがる父親であったかもしれません。戦争とは、このような一人の市民を残虐者に追い込み、強い意志を持ち自分の国を取り戻そうとする人を死に追いやってしまうものであること、その無残さに打ちのめされ、衝撃を受けました。改めて私たちは未来に向かい平和をつくる活動を進めていく責任があることを、強く思いました。(佐藤喜美子/川崎市議)

●次世代を拓く女性たちはとても元気!女性民友会生協との交流会
 19日夜、女性民友会生協の皆さんと学び合う場を持つことができました。地方選挙を控え、女性民友会では、議員を生み出し政治に参加する意義について議論されています。特に、生協活動と市民運動、そして政治をどのようにつないでいくのか、NETの実践に対し、多くの質問を受けました。 市民社会を強化することで市民政治は変わったか、あるいは、議員が代わり合う意味など、私たちのミッションとなるテーマについては、議員、元議員、地域ネットリーダー、コーディネーター、ワーコレメンバーというそれぞれのポジションからNET活動を語り、自らもその意義を再確認することができました。 50人くらいの女性たちで満員の会場では、途切れることなく質問の飛び交った熱い2時間半でした。地域にいる生活者の多くは女性です。そして、子育ての多くを担っています。次世代をつくる知恵やパワーは、女性たちの中にあることを実感しました。(若林智子/横浜市議)