くらしを変える「21 世紀の学校 Vision」子育て支援編


 11月26日、「くらしを変える「21 世紀の学校 Vision」 講座が開催されました。三輪律江さん(横浜市立大学准教授)か ら『まち保育』をテーマに基調講演があり、神奈川ネットからも、これまでの子育て支援政策への取り組みついて報告しまし た。

 1999 年から始まった子どもミニデーサービスプロジェクトでは、認可保育中心の保育政策に対し、NPOによるこどもミニデ イサービスや学童保育を創出する取り組みを進めました。2005 年からは就労の有無によらない全ての子育て家庭が利用できる「一時保育」の調査を進め政策提案につなげました。認可保育園の入所要件の緩和や、一時保育の「相談」の中から育児の孤立化 も課題として捉えています。
 2015 年 4 月施行のこども子育て支援新制度に向けては、各自治体のこども・子育て会議への傍聴を呼びかけ、同時に会議の情報を広く公開するなど「参加型アクション」を進めました。新制度施行後は、小規模保育に焦点をあてた自治体ヒアリングも実施。 現在、相談機能やソーシャルワークに着目した政策提案も進めています。約 20 年間の取り組みを通じ、現場と進める政策形成の重要性を再確認しま した。
(政策部長/厚木市議 山本智子)