11月12、13日、国立女性教育センターで、全国シンポジウムが開催されました。
今年は、北京女性会議から10年の節目の年にあたります。
シンポジウム初日は、韓国でDV法、女性開発法、女性差別禁止法の制定をし、戸主法廃止までに至る運動をリードした韓国女性団体連合代表のチョン・ヒョンベクさんによる基調講演がありました。韓国女性団体連合は、6月に、私たちNET韓国研修で訪問し、女性たちのダイナミックな運動連携を学んだところでもあります。
シンポジウム2日目には、神奈川NETが主催する第20分科会では「第3回生活時間調査」からの報告をしました。この調査は、女性たちがその多くを担ってきたアンペイドワーク(無報酬労働)の実態を明らかにし、女性も男性も共に、生き方・働き方を選べる社会にするための調査です。参加者との意見交換のあと、分科会として、配偶者控除の廃止と多様な働き方に即した社会保障制度の確立、さらに、ジェンダー平等に係る主な課題解決に向けた女性省の設置を求めることを、決議しました。