イージス艦、沖縄事件に「守るべきもの」を問う


             神奈川ネットワーク運動共同代表 若林智子

 海上自衛隊のイージス艦と漁船の衝突事故から一週間。昨日も、また、漁船発見の時刻をめぐる新たな事実が明らかになりした。そもそも、あってはならない事故であり、世界最高峰の防衛機能を有していると言われたイージス艦の安全神話は崩れ去りかつ人為ミスの可能性が伝えられています。
 緊急時の即応体制や危機管理体制とともに、事故発生時の状況に関する情報が二転三転するなど、自衛隊や防衛省への信頼を失墜させる事態が続いています。
 市民のための安全保障をないがしろにする防衛省のこの間の対応には怒りを覚えます。あらためて、守るべきものは何なのかを問い返す必要があります。

 また、沖縄で起きた女子中学生に対する暴行事件やそれに続く不法住居侵入事件など在日米兵に関わる事件が続き、市民生活の安全が脅かされています。日米地位協定の抜本的な見直しや、基地の縮小・撤去に向けた動きをつくっていくことが必要です。すでに、世界情勢はアメリカ一極主義から多極化の時代へと移行し始めています。沖縄に次ぐ基地県に暮らす私たちこそが、次世代をつくる市民社会の連帯を進め、軍事によらない平和、市民による安全保障を進める努力を続けなければなりません。