2月2日、香害プロジェクト主催でかくたこども&アレルギークリニックの院長角田和彦さんによる香害学習会を行いました。
環境中の化学物質、 なかでも、人工香料はアレルギーの誘発や気道の過敏性を悪化させ、子どもへは、神経系の発達や味覚の発達異常の可能性も指摘されています。世界的には、香料成分の開示を行う企業が増え、「無香料方針」先進国のカナダをはじめとして、公共的な場所での無香料の実施や呼びかけが進 んでいます。一方、日本では香料成分の開示はされておらず、成分開示を求める国への意見書提出や香害のポスター等を作成し掲示する自治体が少しずつ出てきました。特に問題なのが有害なイソシアネートが揮発するマイクロカプセルです。この中に香料が入っており、叩いたりしてカプセルが壊れることにより香料が 飛び散る仕組みになっています。このイソシアネートによる環境汚染は、アトピー性皮膚炎や気管支喘息の症状を悪化させる可能性があります。
子ども達を化学物質から守っていくためには、先ずその危険性を知り避ける行動を起こすことが必要です。より多くの人が危険性を理解し、避ける行動がとれるよう、発信していきます。
かくたこども&アレルギークリニック院長 角田和彦先生