「ともに生きる社会」をテーマにした詩のワークショップ


 午後からは横浜市緑区の「NPO法人ぷかぷか」の高崎明さんをお迎えして「ともに生きる社会」をテーマにワークショップを行いました。

津久井やまゆり園事件へのメッセージから、「ぷかぷか」の利用者の笑顔が溢れる毎日と、演劇を通してメッセージや啓発をされている映像を視聴しました。映像は明るく楽しい場面が多く、利用者の保護者も二人参加され、視聴後3グループに分かれて、感じたことを5.6行の詩にしました。自分の詩を1行ずつ切り取り、一緒に合わせて順番を考えながら新たに1つの長い詩を作りました。それぞれのグループが皆さんの前で音楽と共に読み上げ、お互いに感想を述べあいました。参加者の詩はとても穏やかなものでした。
 私自身、最重度知的障害者の親なので、映像のお子さんは文字が書けて発言できるため啓発を託したい気持ちになり、詩も必然とそういうものになってしまいました。
 しかしながら、本人たちの啓発には限界があり、今日もまた帰ってきたら暴れるかもと不安な毎日を過ごす家族もいます。目を背けたくなる現実も見てほしい、実際に会って感じてほしい、そうでなければともに生きることはできない、そういう思いが強くなったワークショップでした。      

 

映画を見ての気づきを短い詩にします。

それぞれの詩をグルーピの中で発表します

1行ずつに切り離して全部を並べ替えて1つの詩にしました

出来上がった詩をグループごとに発表しました