議会改革マニフェストをつくろう


〜市民のための議会改革を〜

                 神奈川NET共同代表 若林智子(横浜市議会議員)
 首長・執行サイドへの市民参加がすすみ、議会の役割・存在意義があらためて問われています。5月に制定・施行された北海道栗山町の議会基本条例に続き、三重県議会・四日市市議会でも条例制定の動きがあり、議会改革は今後の重要テーマです。
 議員定数削減が叫ばれ、議会改革の議論も進んでいる議会もあるでしょう。しかし、政治不信や財政難もその本質を問わずに議員を減らせば解決するような政治課題でありません。議会改革と言えば、多くの場合、議員だけの議論になりがちですが、議会はもともと市民のためにあります。市民と議論し、市民にとって使いやすい議会へとつくり・変えることが必要です。

 NETは条例作成・制定研究会を設置し、市民との活動を背景に、生活に根ざした地域課題にこだわった条例提案に取り組んできました。議員同士が議論する議会、立法機能を発揮する議会づくりにむけての実践であり、議会を本来の目的である政策議論の場として活性化することで議会改革を進めています。
 2007年統一地方選に向けては、市民議論を深め、全国ネットローカルパーティ研究会とともに、「議会改革」をテーマに政策形成を進め、全国ネットの共通政策=マニフェストを作成します。さらに、統一地方選挙で、議会改革政策に同意して取り組む議員や候補者による「議会改革推進議員ネットワーク(仮称)」をひろげ、選挙後には、条例提案により議会改革の推進・実現をめざします。