基地を知る~ピースリングツアーガイドブック2024~作成中


 神奈川県には、1952(昭和27)年の平和条約発効時、米軍基地が162か所、約3,590ヘクタールありました。その後、 県・市・地元の基地返還運動により、 整理、 縮小、返還が進みましたが、今なお12か所、面積にして約1,738.6ヘクタールに及ぶ米軍基地があり、沖縄に次ぐ第2の基地県と呼ばれています。

 多くの基地施設が在日米軍と自衛隊の共同使用となっており、住宅地が取り囲む中や観光地に広大な軍施設が存在する様相は脅威を禁じえません。

 軍用機は航空法の最低安全高度規制、迷惑飛行規制を受けずに飛行できるため周辺住民はその轟音や墜落の危険性と常に隣り合わせでした。

軍港である横須賀では、原発1基分もの原子炉を備えた原子力空母などによる放射能漏れと思われる事件は繰り返し起こっています。

神奈川ネットワーク運動は、平和を重んじ神奈川県内の基地を巡りその実態を多くの参加者と共有し、基地の整理縮小を目指すツアーを展開しています。今回、2015年以降休止していたピースリングツアーガイドブックをリニューアルします。この9年間、県内では基地の機能強化や新たな課題も出ています。調査を進め、基地の縮小と核兵器廃絶を訴えていきます。